私たちについて
プロジェクトへの想い
加曽利貝塚は約5000年から3000年前の縄文時代の集落遺跡で、日本最大級の貝塚です。2000年にわたり人々が繰り返し集落=ムラを作り続けていました。
長い間には気候変動や様々な要因によって人が住み続けられなくなることもあり、そのような時たいていのムラは条件のよい他の場所へと移っていくものなのだそうですが、加曽利貝塚では一時的に人口が少なくなることはあっても、ずっと人々はこの場所を選び続けたのです。
“ここ”でなければならない特別な理由があったのだと考えられています。日本中探しても、このように長く続いたムラはほとんどありません。
貝塚は時を閉じ込めたタイムカプセル。アルカリ性である貝殻のカルシウムが、酸性の土壌を中和することで、本来ならば腐ってなくなってしまうような人の骨、食べた物の残り、生活の道具などの有機物が、現代まで残されているのです。
当時の人々は、豊かな自然環境の中で季節ごとに採れる木の実、魚介、獣肉など、現代の私たちから見てもバラエティに富む食材を食べていたようです。そのような食の多様性があったこそ長い間社会が持続したのであり、また同様に、多様な個性や能力を持った人々がいたからこそ、お互いをうまく補い合いながら様々な危機を乗り越えて生き抜くことができたのだと考えられます。
多様性のある社会とは、その多様性を認めるやさしさと、社会を維持する強さを兼ね備えたものであったのかもしれません。千葉市には遥か昔、縄文時代にはそんな社会がありました。
この誇らしい事実を多くの人と共有し、お互いを認め合いながらともに生きる地域づくりを目指していきます。
メンバー
- 田嶋夕紀(代表)
- 小島嘉子
- 小柴友幸
- 有山由美
- 米田美樹子
- 両見英世(アドバイザー)
シンボルマークについて
縄文の眼差し ――― みみずくの目のような形をした無限大マークは、様々な立場の人々による共生や循環型社会の象徴であり、南北の貝層を合わせた加曽利貝塚そのものです。マークに刻んだ螺旋状の縄文は、貝がお互いに寄り添っている様子を描いています。過去と未来を表したふたつの色からなる縄文の目が見つめる先は、先人の暮らしぶりを今日に受け継ぎ、様々な立場の人がともに認め合い、助け合いながら生きる未来の共生社会です。
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